浮気の嫌疑を掛けられる私 ー2-
ホテルのフロント係はちょっとひるみました。
支配人も呼んで頂戴。私には、自分の荷物を取り出す
権利があると訴えました。
フロントの方は仕事をしているだけというのは重々
承知しています。が、私も、身一つで追い出されるわけには
いかないのです。
大体、私だって、ここの住人であるわけで、よく考えれば、
何故、ホテル側は、主人の言い分だけを聞いているのだろう。
ホテルのフロントは、少しひるんだものの、兎にも角にも、
私を部屋に入れることは絶対に出来ないという。
ならば、警察を呼んでください。これは、もう虐待です。
と私は言いました。
すると、主人にこれから連絡を取ってみますと、フロントが
やっと動き出してくれました。
というか、主人に連絡がつくなら、最初から、連絡してよと
ホテルのフロント係にもちょっと腹が立ちました。
すると、主人が、エレベーターからおりてロビーに
やって来るのが見えました。
その時点では、主人が、私を、部屋から閉め出そうとしたこと、
その理由は、私の浮気を疑っているだろうという事は、何となく
分かりましたが、身一つで部屋を追い出されたことの
ショックが大きく、非常に動揺していました。
また、ホテル側の対応にも戸惑っていました。
ここまで、あからさまに、主人の方の肩を持つとは。