ホームレスになりかけた話 ー7-
主人は、政治の話をするのが大好きです。
そして、自分の押している政党以外は、
絶対に認めません。
相手が誰であろうと、徹底的に議論しようとし、
自分の意見を押し通そうとします。
私は、誰がどこの党を支持しようが、
個人の権利であるので、批判しないようにと
何度も言いましたが、聞く耳を持ちません。
自分の意見を言って何が悪いと開き直ります。
政治の話をしたくない人もいるのではないかと
主人に言いますが、全く持って私の意見は聞いていません。
私は、その場にいなかったので分かりませんが、
きっとホテルのフロント係の人と政治の事で議論に
なったのでしょう。
ホテルのロビーで流しているテレビ局も気に入らなかった
ようで、そんな事でクレームを入れたようです。
自分の押している政党に対して不支持のテレビ局です。
ホテルのフロント係も、郵便物を渡してくれなかったり、
主人曰く、主人をバカにしたような態度を取っていた
という事です。
一度、私達がロビーを歩いていると、このフロント係の
人に怒鳴られたことがあるので、私的には、どっちもどっちという
感じではあります。
ホテルの持ち主も主人を怒鳴りまくっていましたしね。
ただ、今回は、主人は、きっと不本意ながらも、
強制退去を恐れて、政治向きの議論はしてはならぬと
いう事だけは分かったようです。
すぐに調子に乗ったり、忘れてしまったりするので何とも
言えませんが、取りあえずは、何とか大きな揉め事を起さずに
頑張っています。